
東漸寺(とうぜんじ)縁起
東漸寺は「臨済宗妙心寺派平林寺末寺法雲山地蔵院」として、1575年(天正3年)開基、地頭城和泉守昌茂(じょういずみのかみまさもち)公。開山、樵南紹能(すいなんしょうのう)禅師によって、熊谷市石原の地に開かれる。それ以降、時代の変化に伴い幾度か寺院の盛衰もあったが、歴代の住職、崇仏の念篤い檀信徒によって伽藍の保全に努める。
江戸時代には、現在も祭事が行われている「馬頭観音堂」が建立される。
その後、大過なく過ごしてきたが、1869年(明治2年)4月1日、不慮の災火に見舞われ本堂、庫裡、書院をことごとく消失する。時代は明治維新動乱の真最中。しかし、仏法護持の一念に燃えた住職、檀信徒が一体となり再建に向けて奔走。皆の努力、檀信徒の尊い浄財喜捨により1871年(同4年)庫裡建立。1883年(同16年)待望の本堂が再建される。
それ以後も住職、檀信徒が一体となり保全に努め、大きな戦火も潜り抜け、1957年(昭和32年)には、幼稚園(東漸寺幼稚園)も併設され現在に至る。
ごあいさつ
はじめまして。東漸寺副住職の前田康晴(こうせい)と申します。
当寺は、「臨済宗妙心寺派」(本山:京都妙心寺)の末寺として、熊谷市石原の地に450年近く根ざしてきた歴史ある禅寺です。
当寺では、葬儀や法要などの仏事はもちろん、毎年1月第3日曜日に『馬頭観音堂』のお祭りを執り行っています。また、新人研修会や坐禅体験会などのイベントも開催しており、過去にはテレビドラマの撮影地として使用されたこともございます。
本来、お寺は敷居が低く、誰でも気軽に相談ができる憩いの場です。当寺もそんなお寺でありたいと願い、日々努めております。
どんな小さなお悩みでも構いません。ぜひお気軽にご相談ください。当ページへのご連絡を心よりお待ちしております。
合掌